親子で楽しめる週末のお出かけ先、見つけました!

週末の家族のお出かけ、皆さんはどこに行っていますか?
中学生の息子がいると、遊園地よりもアウトドアや体験型のレジャーにシフトしがち。でも、何を提案しても「別にどこでもいい」なんて反応が返ってきたら、お出かけ熱も冷めてしまいますよね。
そんなある日、珍しく息子が「釣り、ちょっとやってみたい」とポツリ。これはチャンス!とばかりに、私たちは兵庫県赤穂市にある「しおさい市場の釣り堀」へ出かけてみることにしました。
しおさい市場ってどんなところ?
「しおさい市場」は、赤穂市の海沿いにある新鮮な魚介類や地元の特産品が並ぶ市場。週末になると観光客や家族連れで賑わう、活気あるスポットです。
特に注目なのが、市場のすぐ裏手にある釣り堀コーナー。魚との距離がとても近く、初心者でも楽しめるよう工夫されていて、釣った魚はその場で調理してもらえるのが最大の魅力です。

今回私たちが体験したのは、「オイスターサーモン専用釣り堀」。この日はそのコーナーのみが営業しており、他の魚種はお休み中。それでも十分楽しめる内容でした。
釣り堀体験レポート(オイスターサーモン編)

釣り堀に到着すると、元気な釣り堀担当のおじさんが笑顔で迎えてくれました。「初めてでも大丈夫!」と、釣りのやり方がまったくわからない息子に、竿の持ち方やエサの付け方を丁寧に教えてくれました。
エサはなんと「カキ!」牡蠣を食べて育ったオイスターサーモンだからこそ、カキをエサにするそうです。
釣り糸を垂らして間もなく、ウキがピクピク。すると、1kgはありそうな大きなサーモンが見事ヒット!あまりの引きに驚きながらも、息子は見事に釣り上げました。

釣り堀の案内には「100g 400~450円」と書かれていたものの、正直あまり深く考えていなかった私たち。しかしこのサーモン1匹で、実に4,000円前後になる計算。しかも、釣った魚はすべて買い取りが必須。
10分もしないうちに2匹も釣れてしまい、親としては「これ以上釣らないで…」という複雑な気持ちに(笑)。入れ食い状態は嬉しい反面、“釣りたいけど釣りすぎたくない”というジレンマに悩まされることになりました。
ちなみに、釣り時間は45分制限ですが、我が家のように竿1本でも十分楽しめます。4人家族なら、交代で釣るのが財布にも優しいかもしれません。
釣った魚をその場で味わう贅沢

釣ったオイスターサーモンは、から揚げであれば無料でその場で調理してくれます。揚げたての一皿は、衣はサクッと、中はしっとりジューシー。新鮮さが違います。釣りを終えた直後の一口は、家族全員から「うまっ!」の声があがるほどでした。
もう1匹は2枚おろしにして持ち帰りました。実は「500円で刺身にしてくれるサービスがある」と案内に書かれていたのですが、この日はその刺身サービスは提供していないとのことでした。
普段から魚を捌いている人であれば問題ないかもしれませんが、私たちのようにあまり慣れていない家庭にとっては、皮を剥ぐだけでも一苦労。さらに細かな骨も多く、家庭用の包丁ではきれいな刺身に仕上げるのはなかなか大変です。
結果的に焼いて食べることになりましたが、味は美味しかったものの、やはり「どうやって調理するか」を考えたうえで持ち帰るか決めるべきだったと感じました。刺身にしたい方は、事前にその日のサービス状況を確認し、加工依頼ができるかをチェックしておくと安心です。
しおさい市場は他にも楽しい!
釣りだけでなく、市場内では地元名産の「赤穂の塩」や海産物、干物などのお土産も豊富。食堂や軽食コーナーでは、牡蠣や海鮮丼なども楽しめるので、釣りの後のお楽しみにもぴったりです。
周辺スポットで一日満喫
市場の近くには、赤穂海浜公園や赤穂温泉などの観光地も充実。釣りのあとは温泉に立ち寄ってのんびりするのもおすすめです。家族で1日中楽しめるコースが組めるのも赤穂エリアの魅力。
まとめ:釣って学んで味わえる、家族の特別な時間
赤穂 しおさい市場の釣り堀は、ただ「釣る」だけでなく、命と向き合い、自分で釣った魚を食べる体験ができる場所です。
釣りの楽しさ、驚き、葛藤、そして感動。中学生の息子の「また来たいな」の一言が、この日のすべてを物語っていました。
次の休日、家族で“釣って・食べて・笑って”過ごせるしおさい市場へ、ぜひ出かけてみてください。