朝、パソコンを開くと『ETC利用照会サービスのお知らせ』というメールが来ていました。
ETCカードは、ドライブに行く時に使っているけど、利用照会をしたことないなぁ・・・と思わずクリックしそうになりました。
私の様に思わずクリックしそうになるかもしれませんが、メールを落ち着いて読んでみて怪しければクリックはしないようにしましょう。
メールの内容はここをチェックしよう
メールは安易に開かないことが重要です。しかし、本当にあなたにとって重要なメールかもしれない。。
本当に重要なメールだったら、確実に手続きをしておかないと後々時間を取られてしまいサービスを利用するのに時間がかかることもあります。
本当に重要なメールなのか?迷惑メールなのか?と思わせるのが、迷惑メールを開かせるテクニックでもあるので注意が必要なのです。
メールの差出人は誰なのか?本当に利用しているサービスからのメールアドレスなのか?
パソコンに届いたメールには、『Mail@noreply』と表示されていました。『noreply』は、自動応答や通知メールで使われているようで送信側が一方的に送る際に使われています。
ETC利用照会サービスは本当にあるのか?
『ETC利用照会サービス』とだけ書かれていました。私は利用しているETCカードごとに利用照会できるサイトがあると思っていたので、怪しいと思いましたが検索してみると『ETC利用照会サービス』は実際にあるようでした。
メールは何を知らせているのか?
届いたメールには次のようなことがお知らせとして書かれていました。
1.ETC利用照会サービス(登録型)に登録していて、420日間ログインがないこと
2.登録しているユーザーIDが解約予定日までにログインしないと解約となること
3.解約予定日がメールが届いた2日後であること
4.解約予定日までにログインすれば登録が継続されること
5.登録が継続された場合のお知らせはないこと
6.パスワードがわからなくても、ログインページから新しいパスワードの発行ができること
7.ログインURLの有効期間が手続き受付時より48時間以内であること
8.不明点はETC利用照会サービスへ問い合わせること
9.ETC利用照会サービスの問い合わせ先電話番号は『0570001069』 年中無休 9:00~18:00
届いたメールで終わらせず、本物の情報を確認する
メールの内容を読むと、もっともらしい内容をお知らせして不安をあおります。メールを読んでそのままクリックして、個人情報を入力してしまえば相手の思う壺です。届いたメールで完結させず、本物の情報を確認するクセをつけましょう。
検索窓で『ETC利用照会サービス』と入力してサイトを開きます。メールで届いているお知らせ内容があっているのかを確かめていきます。
・ETC利用照会サービス(登録型)に登録していて、420日間ログインがないと解約されるの?
ETC利用照会サービスを開いて内容を確認していて最初に気づいたのですが、そもそも私は『ETC利用照会サービス』に登録していませんでした。。この時点で私には全く関係のない情報なのですが、なりすましメールの内容が気になったので調べてみることにしました。
メールの内容では登録していて420日間ログインがないユーザーに対してお知らせが届き、450日間ログインがないとユーザーIDが自動的に解約となるそうです。しかも、解約されても再び登録すれば利用できるとのことです。これは本物のサイトでも同じ内容が書かれています。
420日間ログインがなかった場合にお知らせが届いても、さらに30日後にならないと自動的に解約とはならないので、お知らせメールが送信されてから解約予定日が2日後というのは間違いであることがわかります。
しかも、お知らせメールは『admin@ml.etc-meisai.jp』という差出人アドレスから届くようなので、メールアドレスも間違いです。
・パスワードがわからなくても、ログインページから新しいパスワードの発行ができる?
ETC利用照会サービスのログインページ内にある『パスワード再設定ーお申込みー』から再設定をおこなうことができるようです。しかし、ユーザーIDとメールアドレス、秘密の質問と答えを入力し申し込む必要があります。本物のサイト内容と微妙に似せているような案内も混同させるので注意が必要です。
・ログインURLの有効期間が手続き受付時より48時間以内?
本物のサイトを確認すると、ETC利用照会サービスでは420日間利用がない時点で自動解約の予告メールを送るというだけで、48時間という有効期限は設定していないようです。
また、ETC利用照会サービス内でもフィッシングサイトに関する情報が照会されており、不安を煽る内容例が紹介されています。
まとめ
・メールの差出人やメールアドレスを確認しましょう
・届いたメールだけで完結させず、自分で利用しているサービス名を検索して本物の情報を確認しましょう!