パンの消費期限を約1.5倍に延ばせるマーガリンがあるのをご存じでしょうか?
「マーガリンを使うだけでパンが長持ちするの?」「普通のマーガリンと何が違うの?」「どこで買えるの?」と気になりますよね。
2026年11月8日放送予定のTBS系「がっちりマンデー!!」では、パンの日持ちを延ばすマーガリン「マーベラス」が紹介されます。
マーベラスは、株式会社ADEKA(アデカ)が開発した業務用マーガリンです。
パンの生地に練り込むことで、焼きたてのようなしっとり感を長持ちさせることができ、食品ロス削減にも役立つとされています。
今回は、マーベラスの特徴やパンが長持ちする仕組み、普通のマーガリンとの違い、購入できる場所について調べてみました。
マーベラスとは?パンの消費期限を延ばせる業務用マーガリン!
マーベラスとは、株式会社ADEKAが2020年4月に販売を開始した、パンの生地に練り込んで使用する業務用マーガリンです。
最大の特徴は、パンのしっとりとした食感を長く保てること。
ADEKAの公式サイトによると、独自の技術によって、パンの消費期限を従来より約1.5倍に延ばせるとされています。
例えば、消費期限が4日間だったパンを、一定の条件下で6日間に延ばせる計算です。
ただし、これは単純な計算例であり、どんなパンでも必ず2日間長持ちするという意味ではありません。
実際の消費期限は、パンの種類や製造方法、包装状態、保存条件などによって異なります。
マーベラスを開発したADEKAとは?
ADEKAは、東京都荒川区に本社を置く化学品・食品関連のメーカーです。
食品分野では、マーガリンやショートニングなど、製菓・製パン向けの素材を幅広く取り扱っています。
マーベラスは、そんなADEKAが食品ロス削減という社会課題に着目して開発した製品です。
2020年には「日経優秀製品・サービス賞」の日経MJ賞を受賞しました。
単にパンの味を良くするだけでなく、食品の廃棄を減らすという点も評価された商品なのです。
マーベラスでパンが長持ちするのはなぜ?仕組みを解説!
マーベラスが普通のマーガリンと違うのは、パンの食感を保つための独自技術が使われていることです。
ADEKAは、その特徴として「酵素の組み合わせ」と「高分散油脂技術」を挙げています。
① 酵素の働きでパンが硬くなるのを抑える
焼きたてのパンは、ふんわりとして柔らかいですよね。
ところが、時間が経つと、パンは次第に硬くなったり、パサパサしたりします。
その原因の一つが、パンに含まれるでんぷんの変化です。
加熱によって柔らかくなったでんぷんは、冷めて時間が経つにつれて再び規則的な構造を作り、パンの硬化につながります。
この現象は「でんぷんの老化」と呼ばれています。
マーベラスには複数の酵素が使われており、でんぷんの状態に働きかけることで、パンの硬化を抑える仕組みになっています。
その結果、焼きたてのようなしっとりした食感を、より長く楽しめるようになるのです。
② 高分散油脂技術でパン生地に混ざりやすい
もう一つの特徴が「高分散油脂技術」です。
これは、マーガリンがパン生地の中に素早く分散しやすくなる技術です。
一般的に、パンの製造では油脂の温度や硬さによって、生地への混ざりやすさが変わります。
マーベラスは油脂が生地になじみやすく、製パン工程の安定化や作業効率の改善にも役立つとされています。
つまり、パンのおいしさを長持ちさせるだけでなく、パンを製造する工場にとってもメリットがある商品なのです。
マーベラスと普通のマーガリンは何が違う?
マーガリンと聞くと、食パンに塗って食べるものを想像する人が多いでしょう。
しかし、マーベラスはパンに塗るためではなく、パンを製造する際に生地へ練り込むことを想定した商品です。
主な違いをまとめました。
| 比較項目 | マーベラス | 一般的な家庭用マーガリン |
|---|---|---|
| 主な用途 | パン生地への練り込み | パンに塗る・調理 |
| 特徴 | パンの食感を長持ちさせる | 風味や使いやすさ |
| 販売形態 | 主に業務用 | スーパーなどで販売 |
| 消費期限の延長 | 条件により期待できる | 同様の効果は一律にはいえない |
マーベラスは、家庭で食パンに塗るだけで、そのパンの消費期限が延びる商品ではありません。
この点は、誤解しないようにしたいですね。
マーベラスはどこで買える?スーパーや通販でも購入できる?
マーベラスを使ってみたいと思った人が気になるのは、購入方法ではないでしょうか。
調べたところ、マーベラスは一般家庭向けの商品というより、製パンメーカーやパン屋などが使用する業務用商品です。
スーパーで買える?
ADEKAの公式サイトでは、マーベラスを業務用マーガリンとして紹介しています。
家庭用の小容量商品として、全国のスーパーで一般販売されていることは確認できませんでした。
そのため、普段利用しているスーパーのマーガリン売り場で探しても、見つからない可能性が高いでしょう。
業務用食材の通販サイトでは取り扱いがある
業務用食材の通販サイト「orderie(オーダリー)」には、ADEKAのマーベラス10kgの商品ページがあります。
確認時点では税込7,992円と表示されていますが、新規の仕入れリストへの追加が一時停止されている旨の案内もあります。
価格や購入条件、在庫状況は変更されるため、注文前に確認が必要です。
また、10kgという容量は、一般家庭で使うにはかなり多い量です。
初めてパン作りに挑戦する人が気軽に購入する商品というより、日常的にパンを製造する事業者向けと考えた方がよさそうです。
マーベラスを使ったパンはどこで売っている?
マーベラスは、コンビニエンスストアやスーパーで販売される袋入りパン、ベーカリーのパンなどを想定した業務用素材です。
ただし、どのメーカーのどの商品に使われているかについて、今回確認したADEKAの公式資料では具体的な商品名まで確認できませんでした。
そのため、「このコンビニのパンには必ずマーベラスが使われている」と断定することはできません。
マーベラスが使われているパンを探したい場合は、メーカーや販売店が公開している商品情報を確認する必要があります。
なお、食品の原材料表示だけで、マーベラスという商品名まで特定できるとは限りません。
マーベラスを使ったパンは安全なの?
パンの消費期限が延びると聞くと、「保存料がたくさん入っているのでは?」と心配になる人もいるかもしれません。
しかし、マーベラスの特徴としてメーカーが説明しているのは、酵素や油脂に関する技術です。
パンの硬化を抑え、しっとりした食感を長持ちさせることが主な目的です。
ただし、食感が長持ちすることと、微生物が増えず安全に食べられることは、同じ意味ではありません。
食品の消費期限は、原材料や製造工程、包装、保存条件などを踏まえて設定されます。
そのため、マーベラスを使えば家庭で作ったパンも自動的に1.5倍長持ちする、と考えるのは適切ではありません。
購入したパンは、必ずパッケージに記載された保存方法と期限を守りましょう。
また、マーベラスを含む食品についてアレルギーが気になる場合は、完成した食品の原材料・アレルゲン表示を確認することが大切です。
マーベラスは食品ロス削減にも役立つ?
マーベラスが注目される理由の一つが、食品ロス削減への貢献です。
例えば、スーパーやコンビニでは、販売期限が近づいたパンが売れ残ることがあります。
パンのおいしさを保てる期間が延び、適切な検証を経て消費期限も延長できれば、販売できる期間を長くできる可能性があります。
その結果、売れ残りによる廃棄の削減につながることが期待できます。
また、製パンメーカーにとっては、生産計画や配送などの面でもメリットが生まれるかもしれません。
ADEKAは、マーベラスを食品ロス削減に貢献する製品として紹介しています。
普段何気なく食べているパンにも、こうした技術が使われている可能性があると考えると、少し見方が変わりますね。
がっちりマンデーでマーベラスが紹介予定!
2026年11月8日(日)午前7時30分から放送予定の「がっちりマンデー!!」では、ヒット商品を支える素材が特集されます。
番組公式サイトでは、パンの消費期限を約1.5倍に延ばせるマーガリン「マーベラス」が紹介されると予告されています。
さらに、飲料缶の泡を生み出す塗料や、食品に使われる難消化性デキストリンなども取り上げられる予定です。
マーベラスについては、ADEKAの担当者がVTR出演することも告知されています。
どのような製造現場や実験映像が紹介されるのか、放送が楽しみですね。
なお、この記事は放送前の公式予告とメーカー資料をもとに作成しており、番組での具体的な発言や実演内容はまだ反映していません。
まとめ|マーベラスはパンのおいしさを長持ちさせる業務用マーガリン!
今回は、パンの消費期限を約1.5倍に延ばせる業務用マーガリン「マーベラス」について調べてみました。
マーベラスはADEKAが開発した、パン生地に練り込んで使うマーガリンです。
独自の酵素技術や高分散油脂技術により、パンのしっとりした食感を保ち、条件によっては消費期限の延長にもつながります。
一般家庭向けのマーガリンとは用途が異なり、主に製パンメーカーやパン屋などで使用されています。
パンのおいしさだけでなく、食品ロスの削減にもつながる技術というのは興味深いですね。
11月8日放送予定の「がっちりマンデー!!」では、このマーベラスが紹介されます。
普段食べているパンの裏側にある技術に注目してみるのも面白そうです。